結局、誰がジャニーズで一番歌が上手いのか

もう何年もファンの間で言われ続けてきた誰が一番歌が上手いのか問題(前編)

もちろんファンとしては自坦、自分のGが一番だと思える人もいるだろう。

そういう方はこの記事を見ないことをお勧めする。もちろん人によって見方は変わるし、好みもある。だからこれは(できるだけ挟まないようにするが)私情が込み入っている評価でもあると思う。

しかし、そのうえでジャニーズの中で誰が一番歌が上手いのか論じていきたいと思う。

ちなみに筆者は専門的な音楽知識は持ち合わせてはおりません……。が、一応合唱歴八年です……。

 

ちなみに候補は以下の通り

長瀬智也/山口達也/坂本昌行/井ノ原快彦/堂本剛/大野智/手越祐也/増田貴久

 

では一人ずつ、見ていきたいと思う

 

長瀬智也

言わずと知れたTOKYOのメインボーカル。

彼のなによりの魅力は力強い声。マイク無しでも十分声がでかい。

基本的に音を外すことも少なく、安定した歌唱力を持っている人だと思う。なにより声がいい。生まれ持った声の華やかさはジャニーズでも随一のものだと思う。(私的なおすすめ曲はDING DONG)

ロングトーンのぶれもほとんどないので腹筋がしっかりしてるのかな。もともと持っている声が華やかだから無駄に音数が多い曲よりもバンド形式の曲の方が声が映える傾向にあると思う。これはTOKYOというバンドに属しているからそうなったのか、それともたまたま相性のいいグループに属したのか、それはよくわからないけれど、バンドという形式に相性がいい声に間違いはない。

ただ、持ち前の声の華やかさがあるからか、何を歌っても「長瀬智也」になりがちと言える。あんまり表現を加えなくても「様になってしまう」

それが長瀬智也というボーカリストの唯一にして最大の弱点と言える。

 

 

山口達也

TOKYOのサブボーカルともいえる山口達也さん。

ここぞというときのメロディラインが山口さんに回ってきやすい傾向があると思う。

山口さんと言えば見た目に反して甘い声が特徴的。(そのへんはV6森田剛くんもその傾向があると思うけれど)

男くさいTOKYOの中では稀有な優しい声は、アクセントになっているとも言える。

あんまり力強い声ではないのでユニゾンでは隠れがちなのが玉に瑕。

繊細な声であるゆえに音程はちょっとふらふらしがちな気も……

しかし、TOKYOには間違いなく必要な声だと言えるでしょう。

 

 

坂本昌行

V6歌うまの片翼、まーくんこと坂本昌行さん。

彼のなによりの魅力は、真っすぐで深い声。もともとV6の歌唱担当だったゆえ、歌はうまかったものの、ミュージカルという舞台を経て、声に深みが増し、抑揚の付け方、声量、音域の広さ、このへんはもう文句のつけようがない。実際、実力でディズニーの主題歌を勝ち取っているし、私が批評をする以前に、歌唱力は十分に評価されているともいえる。

特に、万人受けする癖のない歌声はアイドル全体で見てもトップを争うのではないだろうか。(個人的な感想ではあるが、数々の番組で坂本君を見るたび、楽しそうに気持ちよさそうに歌っていて、一人の歌好きとして、羨ましくも、尊敬しています)

弱点という弱点はないものの、お手本、模範的な歌唱力であるから、アーティストに対して「他人とは違う稀有な」歌唱力を求めるならば物足りない、つまらないと感じるのではないだろうか。

 

 

④井ノ原快彦

V6歌うまのもう一人、井ノ原快彦ことイノッチ。

坂本君に隠れがちだがイノッチもまた確かな歌唱力を持っている人。

声量もあり、抑揚の付け方もうまい。ここまでは坂本君と同じなのだが、イノッチの特筆すべきところは、その類まれなる表現力だろう。(ぜひFAKEという曲を聴いてほしい)

歌詞がすっと入ってくる活舌と音感の良さ、それに合わせて、表情、ビブラートの付け方がとにかくうまい。それは任されたソロ部分でも力を発揮するし、誰かとのハモリでもそう。

惜しいのは調子にムラがあるところだろうか。調子のよい時は、完璧、想像以上のはまり具合を見せてくれるが、調子の悪い時は、心配になるほど最初から最後までふわふわしがち。回を重ねるごとにそれは安定してくるので、新曲などは不安定になりがちなようだ。

 

後編に続く。